ふと気が付くと看板の“牛”の字がはがれ丼太郎になっている状態でした。パチンコのパの字がはがれた状態に近いものがありました。しかし、
剥がれたんじゃなくて剥がした跡だったようですね。それに「どんたろう」ではなく「どんぶりたろう」だそうです。
牛丼太郎の運営会社が2012年に債務整理に入る前に従業員の有志に代々木とこの茗荷谷の店舗を営業譲渡して残りの店舗を閉鎖したようです。その後、代々木店を店舗の賃貸契約切れとともに閉鎖。この茗荷谷店へ力を集中させているようです。おそらく、『牛丼太郎』という商標は破産管財人の管理下にあって使えなくなったのでしょう。金太郎みたいなマスコットは商標登録してなかったんでしょう。なので使っている、と。あの腹がけ、“どんぶり勘定”の語源ですからどんぶり太郎で間違っちゃいませんな。
Wikipediaでは、BSE問題でダメージを受けたような記述がありますが、僕の記憶ではその前の1993年の米騒動で米の確保に失敗し、飯がとんでもない状態になっていた記憶があります。
僕自身もあの時期から足が遠のいたおぼえがありますね。
現在は味に関しては復旧。ただ店舗内装は徐々に古さが目立ち始め通常の外食ビジネスではとっくに更新時期を迎えたレベルなんですが、なんというか、香ばしい「闇市の飯屋」感がかすかに出始めてますね。浅草地下街の福ちゃんの佇まいを目指すのもありですかね。
並びには松屋となか卯、春日通り向かいにモスと日高屋と庄屋、茗荷谷駅入り口方面には拓大側に王将、エクセルシオール、駅前にマクド、その他個人経営店多数という結構な激戦区。
こんな中で生き残ってます。開店した飲食店の半数が二年以内に閉店と謂われるなかでのこの実績は評価されるべきでしょう。
このどんぶり太郎の目玉というか、他の店は手を出さないメニューが、
納豆丼 と 納豆キムチ丼
ようはそれぞれのものをのっけただけ。納豆とライスを出すのと違う所は納豆がすでに練られていてそれなりに考えた味付けがなされている点。しかしこれは、タブーに踏み込んでしまってる感じがあります。
これを初めて眼にしたとき怒涛のような「やっちまったね」感がおしよせて来たが、物珍しさに負けて注文してしまった。
以来この店にはこの納豆丼を食べる時だけ行く状態だ。
納豆丼¥220。 豚汁¥130。 冷奴¥100。
この三点で¥450也。
夜は、看板の照明も点けずに節約してやってます。
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